ゴルフ後の腰痛について

ゴルフ後の腰痛について

ゴルフは楽しいスポーツですが、腰痛を引き起こす原因にもなります。ゴルフ後に腰痛を感じる人は多く、その原因はさまざまです。例えば、スイング時の姿勢や動作が不適切だったり、筋力や柔軟性が不足していたり、ウォーミングアップやクーリングダウンが十分でなかったりすると、腰に負担がかかります。また、ゴルフバッグの持ち方や乗用カートの乗り降りも腰痛の要因になることがあります。

ゴルフ後の腰痛を予防するには、以下のことに注意しましょう。

– スイング時は背筋を伸ばし、膝を曲げて安定した姿勢をとります。無理な力みやねじりは避けます。
– ゴルフ前には筋肉をほぐすストレッチや準備運動を行います。特に腰や背中、肩、腕などの関節や筋肉を動かします。
– ゴルフ後にはクーリングダウンを行い、筋肉の緊張をほぐします。また、水分や塩分の補給も忘れません。
– ゴルフバッグは両肩にかけるか、カートに乗せて持ち運びます。片方の肩にかけると腰に偏った負担がかかります。
– 乗用カートを利用する場合は、乗り降りするときに急な動きやねじりをしないように注意します。また、カートの座席は背もたれがあるものを選びます。

ゴルフ後に腰痛を感じた場合は、無理をせずに休息をとります。患部に冷湿布や湿布薬を貼ると痛みが和らぎます。また、市販の鎮痛剤や消炎剤も効果的ですが、長期間服用すると副作用が出ることがありますので、医師の指示に従ってください。腰痛が長引く場合は、整形外科で診察を受けることをおすすめします。

長引く尾骨痛|稲毛整形外科

尾骨が半年以上痛いという症状は、様々な原因が考えられます。

尾骨は、背骨の一番下にある小さな骨で、転倒や衝撃などで打撲や骨折を起こすことがあります。この場合、痛みはしばらく続くことがありますが、通常は自然に治癒します。

しかし、痛みが半年以上も続く場合には、他の疾患が隠れている可能性があります。例えば、仙骨脊索腫や馬尾腫瘍という尾骨や仙骨に発生する腫瘍や、特発性肛門痛や子宮内膜症という肛門や子宮に関係する病気などがあります。

これらの疾患は、尾骨の痛み以外にも出血やしびれなどの症状を引き起こすことがあります。尾骨の痛みが長期間改善しない場合には、整形外科や外科、産婦人科などの専門医に相談することをおすすめします。早期の診断と適切な治療が必要です。

腰椎分離症|疲労骨折は椎弓下側から始まる

腰椎分離症

稲毛整形外科ホームページ”腰椎分離症”の写真を更新しました.

腰椎分離症は腰椎後方部分の椎弓が疲労骨折を起こすことにより腰痛をきたす疾患で,若年者に多いスポーツ障害です.

右図は初期の腰椎分離症のレントゲン写真です.椎弓は上に凸の薄い板状の骨で,腰をひねったりそらせたりする繰り返しのストレスで疲労骨折を起こします.初期はレントゲンでもわかりませんが,注意して経過を見ているとほとんどの場合,椎弓の下側,くぼんでいる方から割れてきます.

これは椎弓全体が引き伸ばされる力により下側からヒビが入るためと考えられ,野球で右打ちの場合,左側に牽引力がかかり,分離症をおこします.野球のピッチングやテニス,バトミントンなどのラケットスボーツでも多くは左側が分離しています.

腰椎分離症は初期はレントゲンではわからず,見逃されることが多く,分離が進むと長期間(長いと半年!)のコルセット固定とスポーツ禁止が必要になります.右図のレントゲンの状態でもごく初期とはいえず,レントゲンでわかるような分離症になる前に診断し,予防することが大切です.

ヘルニアが消えた!

腰椎椎間板ヘルニアのなかでも,脱出型ヘルニアは半年から1年で吸収されます.

ヘルニアが消えるかどうかは腰椎のMRI検査である程度判断できます.

腰椎椎間板ヘルニアのMRI

脱出型ヘルニア 脱出型ヘルニア
脱出型ヘルニア 脱出型ヘルニア
発症時             1年後
左図は1年前,腰椎椎間板ヘルニア発症時の腰椎MRI画像です.
1ヶ月間激痛が続きましたが,一旦症状は軽快.8ヶ月して再度,軽い腰痛が再発しました.
2ヶ月ほどリハビリを行ってみましたが,軽快しないため,MRIを再度とってみました.
初診時に見られた,大きなヘルニア(黄矢印)は見事に吸収されていました.
椎間板の色が上位腰椎に比べ,黒くなっているのは,水分が抜けて,弾力がなくなっている状態で,ある程度ダメージを受けると自然回復はしませんが,ストレッチやインナーマッスルを鍛え,負担をかけないようにすれば,腰痛は防げます.
1年前の悪夢のような腰痛は出ないはずです.(すべての椎間板ヘルニアが消えるわけではありません.)

ぎっくり腰|BSJAPAN「日経モーニングプラス」

ぎっくり腰

本日も先週に引き続き BSJAPAN「日経モーニングプラス」の健康情報Goodayというコーナーで「ギックリ腰」についてお話しさせていただきました.

番組名:BSJAPAN「日経モーニングプラス」月〜金 毎朝6時39分〜7時50分
○放送時間は7時30分頃から約9分です、
※※BSJAPANはテレビ東京が持つBSチャンネルです.(BS7)