腰痛診療のレッドフラッグ

腰痛は風邪についで,多くの人が経験する症状で,

腰痛診療のガイドラインが各国で発表されています.

多くの急性腰痛(ぎっくり腰)は自然軽快しますが,受診しなくてはならない目安として

ヨーロッパ腰痛ガイドライン中の腰痛診療のレッドフラッグが,参考になります.

• 年齢 20才以下または55才以上

• 最近大きな怪我をした

• 安静にしていても強くなる痛み

• 胸部痛

• 癌,白血病など悪性腫瘍の既応

• ステロイドを長期間使用した(喘息膠原病等)

• 薬物乱用,免疫抑制剤,HIV

• 全身体調不良

• 原因不明の体重減少

• 神経症状(排尿,排便困難,坐骨神経痛,下肢しびれ等)

• 背骨が曲がっている

• 発熱

上記のいずれかに当てはまる場合は,整形外科専門医を受診する必要があります.

坐骨神経痛|腰部椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニア MRI腰椎椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛

腰痛が全くない人もいます.

接骨で大腿二頭筋の肉離れと診断され,当院を受診.

本人も外傷後足が痛くなったので太ももの肉離れと

2ヶ月間信じ込んでました.

腰痛外来・腰椎椎間板ヘルニア

 千葉スポーツクリニック 稲毛整形外科ホームページにて腰痛・腰のスポーツ障害を更新しました。

 骨盤がゆがんでるとか骨盤がずれてるとか、マスコミでも取り上げているので患者さんも過剰反応しているようですが、整形外科の教科書が遅れているのか、整形外科の学会では仙腸関節の話題はあまり盛んではありません。AKAもいいと思うのですが、一部信奉者に支えられているだけで、早く、科学的な裏づけが取れて、保険点数化や医学の発展に役立てていたきたいものです。