2 スポーツ外傷

稲毛整形外科におけるスポーツ外傷・障害の診断と治療について

スポーツを行うことは健康に良いことですが、時には外傷や障害を引き起こす可能性があります。スポーツ外傷・障害とは、スポーツ活動中に起こる骨折、脱臼、捻挫、打撲、切創などの損傷や、過度な負荷や反復動作による関節や筋肉の炎症や損傷などのことを指します。スポーツ外傷・障害は、症状や原因によってさまざまな種類がありますが、一般的には以下のように分類されます。

  • 急性外傷:スポーツ活動中に突然発生する損傷で、骨折や脱臼などが代表例です。痛みや腫れ、可動域の制限などが主な症状です。早期の診断と適切な治療が必要です。
  • 慢性外傷:スポーツ活動を継続することで徐々に発生する損傷で、テニス肘やジャンパー膝などが代表例です。痛みや違和感、機能低下などが主な症状です。原因となる負荷や動作の改善と適切な治療が必要です。
  • 過労障害:スポーツ活動による身体的・精神的なストレスが蓄積することで発生する障害で、筋肉痛や筋力低下、倦怠感、不眠などが代表例です。休息や栄養補給、ストレス管理などが必要です。

稲毛整形外科では、スポーツ外傷・障害の診断と治療において、最新の医学知識と技術を用いて、患者さんの個々の状況に応じた最適な対応を行っています。診断にはレントゲンやMRIなどの画像診断を活用し、治療には保存的治療(投薬や湿布、固定やリハビリテーションなど)や手術的治療(関節鏡手術や開放手術など)を選択的に行っています。また、再発予防や早期復帰のためには、スポーツ活動の方法や強度の調整、ウォーミングアップやクーリングダウンの徹底、ストレッチングや筋力トレーニングの実施なども重要です。当院では、患者さんと一緒にこれらの指導も行っています。

スポーツ外傷・障害は放置すると悪化したり後遺症を残したりする可能性があります。もしスポーツ活動中に何らかの異常を感じたら、無理をせずに早期にスポーツ整形外科医にご相談ください

スポーツ外傷

スポーツ活動中の打撲や捻挫など外力によるけが,外傷をスポーツ外傷(スポーツ傷害)としています.スポーツ外傷には,

などが含まれており,現場での応急処置が必要なことが多く,トレーナーやスポーツ指導者の初期治療が,必要となる場合が少なくありません.

スポーツ障害

直接の外傷によらないスポーツ全般の病気,疾患をスポーツ障害と呼んでいます.スポーツドクターはスポーツ医学の知識を活かし,スポーツ障害の予防と初期治療にあたっています.スポーツの現場では,診療科目にとらわれず,全科的な知識が必要とされます.
スポーツ障害には内科的疾患も多く,各ページで整形外科領域外の重要なスポーツ障害についても概要を説明しています.