肩こりや腰痛でレントゲンを撮るときは,正面からと側面からの二枚に加え,前屈,後屈時の側面像を加えて撮影します.
右図は,一見正常に見える腰椎側面の写真です.写真にカーソルをあわせて,前屈時の状態を比べてもらうと,第4第5腰椎の間にある椎間板(矢印部)の動きが,他の椎間板に比べて大きい(ぐらぐらしている)ことがわかり,椎間板ヘルニアや椎間板症を起こしていると予想できます.
肩こりや腰痛でレントゲンを撮るときは,正面からと側面からの二枚に加え,前屈,後屈時の側面像を加えて撮影します.
右図は,一見正常に見える腰椎側面の写真です.写真にカーソルをあわせて,前屈時の状態を比べてもらうと,第4第5腰椎の間にある椎間板(矢印部)の動きが,他の椎間板に比べて大きい(ぐらぐらしている)ことがわかり,椎間板ヘルニアや椎間板症を起こしていると予想できます.
ランニングにおいて腕の振りの原動力となる首から肩にかけての痛みの原因はランニングフォームや筋力不足からくるものがほとんどですが,中にはヘルニアや四十肩などの治療の必要な病気もあるので要注意です.
【症状1】
走っている時だけ肩がこる
【症状2】
アゴをひねったり肩を反らすと、
手にしびれや鈍痛が!
【症状3】
頭を斜めに倒すと手がしびれる。
肩甲骨の内側が痛む。
【症状4】
肩が痛みで上がらない
後ろに回らない
頚椎圧迫骨折はラグビーやアメフトなどのコンタクトスポーツだけでなく,浅いプールでの飛び込み,体育の授業やプロレスごっこなど,身近なところでも起こします.重度の場合,手足が動かなくなる脊髄損傷の原因となります.
この患者さんは倒立前転で首を捻挫.接骨で治療していたが,よけいに痛みが増してきたため来院.
レントゲンでは第7頚椎の前方部分,椎体という円柱状の骨の上半分がつぶれており,頚椎圧迫骨折の診断.
骨折というと枯れ枝が折れるように,ぽっきりと折れるのを思い浮かべると思いますが,骨折にはいろいろな形があります. 頭と首を支えている頚椎は,胸椎や腰椎に比べ動く範囲(可動域)が格段に広く,このこと(柳腰ならぬ柳首?)が幸いして,交通事故や落下事故でも骨折を起こすことは少なく,むち打ち損傷や胸腰椎圧迫骨折を起こします.しかし,首に全体重がかかり過屈曲すると,頚椎でも圧迫骨折を起こす事があります.