ランニング障害

近年,ランニングが注目されています.なぜ今,ブームなのか?
きっかけは,シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子選手の,”楽しい42.195km”発言や,古くは”自分で自分をほめたい”といったアトランタ五輪銅メダリスト 有森裕子選手(4年前のバルセロナ五輪は銀メダル) 。

健康志向の高まり メタボ検診の普及や健康意識の向上が、ランニングを始める人を増やしています。特に、仕事のストレス解消や体形維持を目的にする人が多いようです。絶対的なタイムを競う,陸上競技としてのランニングから,楽しんで好きなだけ走ればいいランニングへ…ランニングは生活の一部となりました。

自己達成感の魅力 ランニングは距離やタイムという形で努力の結果が数字に反映されるため、目に見える達成感が得られます。この「自分との戦い」が多くの人を惹きつけています。

経済的なアクセスの良さ ランニングは特別な設備を必要とせず、シューズがあればどこでも始められる手軽さがあります。この敷居の低さが人気の一因と言えます。

自由度の高さ 自分でペースや時間を自由に決められるスポーツで、制約が少ないことが多くの人に続けやすいと感じられています。

一方で、コロナ禍の影響も興味深いです。外出制限の中で「屋外の運動は可能」とされ、ランニングが注目されるきっかけになりました。ランニングを記録・共有できるアプリやSNSが増えたことで、仲間を見つけたり励まし合ったりできる環境が整ってきたこともブームを後押ししています。


ランニング人口が増える中,ランニングによる腰痛,股関節,膝,足の障害が増加しています。
稲毛整形外科ではすべてのスポーツ,アスリートの基礎となるランニング障害について,様々な角度からアプローチをして,アドバイスさせていただきたいと考えています.