千葉スポーツクリニック 診療日記
2010-08-20 飛び込み注意
[頚肩痛] 頚椎棘突起骨折(チャンス骨折寸前)

小中学生がプールの底や海底の突起物で頭を打って,首の骨を折る飛び込み事故が多く見られます.背の低い子供達が水面を斜めから見て,深さを見誤るケースが少なくありません.
先週こられた患者さんも頭から飛び込み,首を捻挫.数日しても痛みが取れないので来院.
レントゲン画像では第7頚椎の棘突起が真っ二つに割れている.前後屈撮影で比べると骨折部がグラグラ動いている.このまま来院していなかったら,頚椎が脱臼骨折(チャンス骨折)をおこして下半身麻痺になっていたかもしれません...
梅雨明けとともに,多々報道される水死事故はニュースになりますが,知らないところで重大な事故が起こっています.
残り少ない夏.くれぐれも水の事故には注意してください.
2010-07-26 痛風発作
[足] 身に覚えのない痛み
暑い夏が続きますが,最近多いのが痛風発作.
痛風の発作は血液中の尿酸が足の親指や足くびの関節に結晶を作り,発作を起こします.安静にしていてもズキズキと痛く,赤く腫れあがります.
会社勤めの方は毎年定期健診を受けておられるので,尿酸値が高いことを知っている方がほとんどですが,まさか自分が痛風発作を起こすとは考えません.
うすうす感づいて来院するものの,痛風の診断を受けると,やっぱりがっかりです.
夏場は脱水になりやすく,夜寝ている間に発作を起こすこともしばしば.スポーツで汗をかいた後,おいしいビールを飲みすぎた後などはしっかり水分補給してから寝ると,とりあえずは発作を防げるかもしれません.
身に覚えのある方は試してみてください.
2010-06-23 化膿性椎間板炎・化膿性脊椎炎
[腰痛] 腰痛+不明熱(FUO)

ときどき高熱が出て,内科で抗生物質を処方してもらうと数日で軽快する.血液検査では炎症反応を認めるが,内科であらゆる検査をしたが,どこが炎症を起こしているのかはわからずじまい.このように原因が分からず,治療に難渋する症例を不明熱FUO(Fever of unknown origin) と呼んでいます.
熱発とはまったく関係なく,腰痛で整形外科を受診した患者さん.MR後に今までの経過を聞いてみると,半年前から2カ月おきに38度台の熱発を起こしていたそうです.
MRI画像(右図)からは第4第5腰椎の化膿性脊椎炎が疑われますが,おそらくその間にある椎間板が原発巣と考えられます.上下椎体に炎症(白くなっている部分)が広範囲に広がっているます.
FUOの原因として,腰痛や肩こりが関係していることもあります.
