頚肩腕症候群

肩頚腕症候群レントゲン生理的前弯消失
頚肩腕症候群は肩こり,頚部痛,肩甲部痛,腕の痛み,手のしびれなどの症状の総称(症候群)です.肩こりの原因はさまざまですが,むちうち後遺症,頚椎椎間板ヘルニアや四十肩・五十肩など,原因のある肩こりもあります.
稲毛整形外科千葉スポーツクリニックでは,肩こりの原因をMRI検査で鑑別診断することで,適切な治療法を選択し,早期職場復帰,スポーツ復帰をはかります.

肩頚腕症候群の症状

頚肩腕症候群は肩こり,頚部痛,肩甲部痛,腕の痛み,手指のしびれなどの症状の総称(症候群)です.重度になると不眠や頭痛,めまい,脱力,吐き気,食欲不振などの自律神経失調症にも似た症状を起こします.

肩頚腕症候群の原因と病態

パソコンなどの長時間の使用,特にノートパソコンの場合,モニターとキーボードが調節できず,体を機械にあわせなければいけないので,顎を前に突き出した,窮屈な姿勢になりがちです.若い女性に多く見られ,筋肉疲労や頚椎のアライメント(配列)異常が一因と考えられています.
肩頚腕症候群・肩こりの原因はさまざまですが,むちうち損傷や,頚椎椎間板ヘルニア,四十肩・五十肩など,原因のある肩こりもあります.

肩頚腕症候群の診断と治療

頚肩腕症候群の治療は,まず,その原因を明らかにすることが大切です.ひとまとめにされている肩こりですが,MRI検査等で原因を鑑別診断することで,適切な治療法による早期職場復帰,スポーツ復帰が可能となります.
原因がはっきりしない場合は,痛みやしびれに対する対症療法が中心となります.温熱療法やストレッチで,筋肉の緊張を和らげて行きますが,頑固な肩こりは鎮痛剤の内服や鎮痛剤入りの外用薬による薬物療法が有効です.
頑固な肩こり・肩頚腕症候群ではマッサージなどを行ってもその場限りで,鎮痛効果が持続しません.痛みや炎症で筋肉が緊張し,肩こりが増強していくる悪循環を,鎮痛消炎薬や筋弛緩薬などで押さえ,痛みの悪循環を断ち切ると治るケースも少なくありません.なかなか改善しないときは、整形外科を受診して,肩こりの原因をハッキリさせることと,肩こりの原因にあわせた治療が大切です.