腹筋(上体起こし)が禁止になった理由

腹筋(上体起こし)が禁止になった理由

腹筋(上体起こし)は、腹筋を鍛えるための一般的な運動ですが、実は腰痛の原因になる可能性があります。腹筋(上体起こし)を行うと、背骨の間の椎間板に大きな圧力がかかり、摩耗やヘルニアなどの障害を引き起こす恐れがあります 。特に、腰を反らしたり、呼吸を止めたり、上半身が重い場合は、腰への負担が増大します。

そのため、日本バスケットボール協会では、上体起こしを「推奨できないトレーニング方法」として周知を進めています。代わりに、腰は動かさずに腹筋を収縮させて胸部を曲げる「カールアップ」などを推奨しています 。カールアップは、脊椎への圧力を低減し、効率的に腹筋を鍛えることができます。

腹筋(上体起こし)が禁止になった理由は、腰痛の予防という健康面の観点からです。腹筋を鍛えることは大切ですが、正しいフォームと呼吸法で行うことが必要です。また、事前にストレッチをして筋肉をほぐしたり、股関節や太ももの筋肉も使って起き上がったりすることも効果的です。腹筋(上体起こし)に頼らずに、より安全で効果的な方法で腹筋を鍛えましょう。