開業当初より頑張っていた初代オープンMRI アイリス君.
何の不具合もなく,きれいなMRI画像を提供してくれていたのですが,部品が少なくなり,保守整備ができなくなったとの理由で,急きょ新型のオープンMRIに入れ替えることになりました.(涙)
オープンMRI装置は永久磁石を使用しているため,その重さは7トン以上.部屋の中に庭石を置いていたようなもので,搬出作業もおおがかりなものでした.
まずMRI室の壁を撤去します.MR室は磁気シールドという外の磁気を遮断する銅箔が部屋一面に貼られています.壁紙を張る前の状態は銅とはいえ,なかなかゴージャスで,このままがいいというDrもいるようで,その気持ち,わからなくもありません.
MR室の隣,処置室の外壁も一時的にはずされます.
MRI搬入搬出の経路となる処置室の床も耐荷重10トンの耐荷重で設計されています.中庭にはH型鋼の上に鉄板を並べて地面にめり込まないようにします.
下画像はMRI搬出時の動画(6倍速).プロの仕事ぶりが見事です.
次世代も最新型オープン型MRI アイリス君で,あさって搬入作業が終わり,3月末には稼働予定です.