腰痛対策と予防
テレビ番組で,毎日狩猟のために1日中歩いているアフリカの原住民に腰痛という言葉はなく,今までに腰を痛めた人に挙手してもらったところヤシの木から落ちたなど,外傷で痛めた人ばかりだったと笑えない話があります.
腰痛を予防するためには自分から積極的に,歩いたり,腰痛体操をしたりして,腰痛を起こしにくい体を作る必要があります.
activeな腰痛予防を全ての人が行えるわけではありません.せめて腰痛を起こしにくい座り方をすることが受動的ではありますが,腰痛対策に有効と考えられます.
腰痛対策と予防のページをアップしたのでご興味ある方はご覧ください.
第5中手骨骨折|夫婦喧嘩 ボクサー骨折
夫婦喧嘩して,愛妻に手を振るうことなく, アパートの木製のドアを拳で殴る亭主. 拳はドアを突き抜け,血まみれ.
小指の付け根の骨も折れていました.
奥さんも一緒に付き添いで来られ, 心配そうにレントゲンを覗き込んでるのが,ほほえましく見えました.
女性は強い!
受傷直後 4W後
ホノルルマラソン
腰痛診療のレッドフラッグ
腰痛は風邪についで,多くの人が経験する症状で,
腰痛診療のガイドラインが各国で発表されています.
多くの急性腰痛(ぎっくり腰)は自然軽快しますが,受診しなくてはならない目安として
ヨーロッパ腰痛ガイドライン中の腰痛診療のレッドフラッグが,参考になります.
• 年齢 20才以下または55才以上
• 最近大きな怪我をした
• 安静にしていても強くなる痛み
• 胸部痛
• 癌,白血病など悪性腫瘍の既応
• ステロイドを長期間使用した(喘息膠原病等)
• 薬物乱用,免疫抑制剤,HIV
• 全身体調不良
• 原因不明の体重減少
• 神経症状(排尿,排便困難,坐骨神経痛,下肢しびれ等)
• 背骨が曲がっている
• 発熱
上記のいずれかに当てはまる場合は,整形外科専門医を受診する必要があります.