ランニングスタイルの連載記事を担当することになりました.

タイトルは仮称:ドクター南出におまかせ! ランナーのための痛み解消クリニック

おまかせされても,すべてのランニング障害を語ることはできないので,

おしえてナンくん!ランナーのための痛み解消クリニック

ぐらいにしてほしいとお願いしてあります.

パンくんが癒しを運ぶように,ランニング障害をかかえたランナーを癒す記事を書いて行こうと思います.

天才!パンくん

周囲の人間は,顔も似てるからいい!と妙に受けてます.

ついでですが5月29日朝日新聞に足底腱膜炎の記事が出ます.これでひとまず取材ラッシュは終わりです.

ランニングブームに左右されず,ランニングを生活の一部として,取り入れていきましょう.

週刊文春に取材記事が掲載されました.

 

週刊文春の5/28号でマラソンが赤血球を破壊する というショッキングな見出しになっていますが,鉄分をしっかり補給すれば大丈夫です.

私にとってもショッキングな内容.ランナー膝やぎっくり腰の話を

あんなに説明したのに・・・

 

受診時,月間走行距離やランニングフォームを説明しないと,原因不明の

貧血として,精密検査が必要といわれることになります.

心当たりのある方は,内科のスポーツドクターを受診してください.

尿が変色し,ミオグロビン尿や血色素(ヘモグロビン)尿といわれたら要注意です.

ランニング・スタイル

ランニング・スタイルが月刊誌になりました.

雑誌というよりは,mookスタイルの保存版,

写真とイラストでわかりやすくランニングについて,

解説されています.

足底腱膜炎|足の痛み 剣道は間合い

剣道をされている方によく見られる踵の痛み.裸足で固い,冷たい床を蹴るので必然的に踵を痛めるものと考えがちですが,足底腱膜炎,踵骨痛は踏み込み足ではなく,蹴りだしの足に多く見られます.

これは着地時に痛めるのではなく,その独特な剣道の動きにあります.
剣道は間合い(自分と相手の距離)をとるために,常に後ろ足で自分の重心位置と間合いを感知し,前後の細かい動きを制御しており,アキレス腱と足底腱膜,踵骨に過大な負荷がかかっています.

下腿三頭筋や後脛骨筋,足底筋が弱いと間合いを取ることもままならず,相手に打たれやすい上に,アキレス腱炎や足底腱膜炎を起こしてしまいます.
足底腱膜炎の治療は,超音波による,組織修復を図るとともに,不安定板やエアークッションなどで,筋力と足くびの位置感覚の強化を図ります

悪性リンパ腫だった|たかが肉離れ,されど…

太ももの肉離れと診断された大学生.3ヶ月間,毎週欠かさず他治療院に通院.よくなるどころか,だんだん痛みが強くなるので当院受診.初診時,肉離れの診断に明らかに違和感を感じ,MRIを撮影してみた.

案の定,左図MRの膝正面像にて,左側(黄矢印)の筋肉が,右側の筋肉に比べ白っぽく,むくんでいた.

MRI 膝正面像 悪性リンパ腫 MRI 膝側面像 悪性リンパ腫