今日の日経新聞にぎっくり腰の取材記事が掲載されました.
ぎっくり腰の9割は3,4日で治る急性腰痛症ですが,腰椎椎間板ヘルニアや,腰部脊柱管狭窄症,腰椎圧迫骨折もその中に隠れており,それを見つけるのが整形外科医の仕事です.
今春,くしゃみをしてぎっくり腰になり,当院を受診した患者さんは腰椎圧迫骨折.今月患者さんが再来され,”やはり進行癌でした”とのこと.
癌転移の場合,原発巣の症状が出る前に転移部の病変で発症することも少なくありません.たかがぎっくり腰,ですがご注意を.
今日の日経新聞にぎっくり腰の取材記事が掲載されました.
ぎっくり腰の9割は3,4日で治る急性腰痛症ですが,腰椎椎間板ヘルニアや,腰部脊柱管狭窄症,腰椎圧迫骨折もその中に隠れており,それを見つけるのが整形外科医の仕事です.
今春,くしゃみをしてぎっくり腰になり,当院を受診した患者さんは腰椎圧迫骨折.今月患者さんが再来され,”やはり進行癌でした”とのこと.
癌転移の場合,原発巣の症状が出る前に転移部の病変で発症することも少なくありません.たかがぎっくり腰,ですがご注意を.
足の機能を目覚めさせる!
先月取材のあったフィットネスジャーナル誌に足の記事が巻頭に掲載されました.
ヒトの足は馬などと異なり,足底の底面積を増やして,二本足で立つことを可能としています.竹馬に乗るとふらふらするのは底面積が少ないからで,同様の理由で二足歩行ロボットも巨大な足を持っています.
足の機能ですばらしいのは,衝撃吸収と地面にダイレクトに力を伝えるという相反する機能が備わっている事.着地時の衝撃を吸収するために,アーチや距踵関節の動きがかかわっていますが,蹴りだしのときはこの衝撃吸収機構がふにゃふにゃでは地面に力が伝わりません.
機能解剖学ということでちょっとマニアックですが,足マニアにはたまらない企画です.ぜひご覧ください,
今回は前足部から足の指(趾)にかけての痛みについてレクチャーします。足首のケガなどと比べ軽視されがちな足の指の負傷。前足部は推進力を地面に伝える機能があり、大きな負荷がかかります。
【症状1】
親指の付け根が痛む
【症状2】
親指の付け根にチクチクと痛みが走った
【症状3】
足の指の付け根に締め付けられたような痛みとしびれが走る
【症状4】
足の指を握ろうとすると鋭い痛みが走る
小中学生がプールの底や海底の突起物で頭を打って,首の骨を折る飛び込み事故が多く見られます.背の低い子供達が水面を斜めから見て,深さを見誤るケースが少なくありません.
先週こられた患者さんも頭から飛び込み,首を捻挫.数日しても痛みが取れないので来院.
レントゲン画像では第7頚椎の棘突起が真っ二つに割れている.前後屈撮影で比べると骨折部がグラグラ動いている.このまま来院していなかったら,頚椎が脱臼骨折(チャンス骨折)をおこして下半身麻痺になっていたかもしれません…
梅雨明けとともに,多々報道される水死事故はニュースになりますが,知らないところで重大な事故が起こっています.
残り少ない夏.くれぐれも水の事故には注意してください.
今週は盆休み明け早々フィットネスジャーナルの取材.
フィットネスジャーナルはインストラクターから愛好家まで、 すべてのフィットネスピープルを応援する月刊誌だそうです.
さっと目を通してみると,技の解説だけでなく,身体の機能を詳細に解説し,よりスキルアップできるような特集も盛りだくさんです.
今回の取材のテーマは足(foot)の機能解剖について.
エアロビやダンスの特性として,一定のスペースの中での運動で,横方向の動きが多いこと.ランニングに関しては足の機能は詳細に科学されていますが,横方向の動きはまだまだ.
足の役割を語るなかで教えていただいたのは,エアロビではありえない動きが好まれるという事.最大心拍数にせまる運動で,あの笑顔もありえないです.