新年明けましておめでとうございます.
今月号から”ランナーのための痛み解消クリニック”はQ&A形式で,引き続き連載していきます.
今回は,ふくらはぎがつる原因と長距離走が苦手な方のお悩み相談です.
本年もスポーツドクターブログおよびランニング・スタイルを引き続き,よろしくお願いいたします.
新年明けましておめでとうございます.
今月号から”ランナーのための痛み解消クリニック”はQ&A形式で,引き続き連載していきます.
今回は,ふくらはぎがつる原因と長距離走が苦手な方のお悩み相談です.
本年もスポーツドクターブログおよびランニング・スタイルを引き続き,よろしくお願いいたします.
本年もいろいろありましたが,スポーツドクターブログ☆稲毛整形外科☆千葉スポーツクリニック をご訪問いただき,ありがとうございました.
稲毛整形外科は12/30(木)から1/4(火)まで,休診とさせていただきます.
来年もよろしくお願いいたします.
スノーボードの隆盛にともない,整形外科ではスキーによる膝十字靭帯損傷に代わり,スノーボードによる手首の骨折が圧倒的に増加しています.
その中でも代表的なのが,転倒して手の平を地面について起こす橈骨遠位端骨折(Colles骨折)です.前腕の二本ある骨のひとつで親指側の橈骨という骨が,手関節のところで完全に折れると,食器のフォークを伏せて置いたように変形(フォーク状変形)し,見る見る腫れてきます.
先週スキー場について初すべりでいきなり転倒.救護所で添え木を当ててもらい,そのまま2泊3日の日程を宿で過ごし,帰京翌日(受傷4日目)当院を受診.
肘から指先までまっすぐ添え木を当て,親指もまっすぐ伸ばしたまま包帯でまかれており,いわゆる不良肢位.さらに,一回も包帯を巻きなおしておらず,手首はパンパンに腫れあがっています.
麻酔をして2,30分ほど牽引したのち,レントゲン室で透視モニターで骨を見ながら,整復操作.もう一度,骨を折るようなものなので,麻酔も完全には効かず,レントゲン室内に悲鳴が響き渡ってしまいました.
待合室にも聞こえてしまったらしく,次に診察室入ってきた小学生がおどおどして見えたのは,気のせいか?
子供のころ歯医者さんの待合室でドリルの音をびくびくしながら聞いていたのを思い出してしまいました.
先日お母さんに連れられてきた小学生.
友達に小指を外側に引っ張られたとの事で来院.
おそらく小指の付け根のMP関節でも脱臼したのか?
と診察したところ,MP関節ではなく,手の甲の骨(中手骨)を押すと痛がる.
引っ張られただけでは痛む場所とは考えられず.
”ちゃんとやり返した?” と 聞いたところ,誇らしげに,
”うん! ”と….
そう,引っ張られて痛んだのではなく,殴り返したときに痛めたようでした.
お母さんには反撃したことを言っていなかったようで,お母さんもあきれ顔.
子供の骨は若木骨折といって,生の枝を折っても枯れ枝のようにポッキリと折れることはないように,グシャッと曲がるだけでレントゲンでもわからない程度.
と説明して,副木(ギプス)を当てて帰しました.
後のことは知りませんが,家に帰ってもあまりしからないでくださいね.
肩こりや腰痛でレントゲンを撮るときは,正面からと側面からの二枚に加え,前屈,後屈時の側面像を加えて撮影します.
右図は,一見正常に見える腰椎側面の写真です.写真にカーソルをあわせて,前屈時の状態を比べてもらうと,第4第5腰椎の間にある椎間板(矢印部)の動きが,他の椎間板に比べて大きい(ぐらぐらしている)ことがわかり,椎間板ヘルニアや椎間板症を起こしていると予想できます.