スマホ症候群|日経新聞に掲載

スマホ症侯群日経日経新聞土曜版(6月1日発行)にスマホ症候群の取材記事が掲載されました.
スマホに限らず,小型のノートパソコンなどを悪い姿勢で長時間使うと,肩こり,首こり以外にも肩の付け根のコリや痛みが出ることが問題となっています.
腕を伸ばし,肩を突き出した状態では首の前側の斜角筋に加え,肩の付け根にある小胸筋という筋肉も血流が悪くなり,凝ってきます.
右図のようなストレッチで肩こり,首こりを解消してみてください.

膝離断性骨軟骨炎

膝離断性骨軟骨炎
稲毛整形外科ホームページ”膝離断性骨軟骨炎”のページを更新しました.

膝離断性骨軟骨炎は軟骨損傷により膝痛をきたす疾患で,若年者に多いスポーツ障害です.初期はレントゲンではわからず,見逃されることが多く,早期のMRIによる正確な診断,広がりの把握が必要です.

と,教科書的な書き方をしましたが,レントゲンの取り方を変えるだけでわかる場合も少なくありません.

患者さんは10才のサッカー少年.土日終日の練習で膝の痛みがひかなくなってきたため.レントゲンをとってもらったが異常なしとのことでMRIを希望され,受診.

当院でもレントゲンを撮影させてもらい,通常の膝正面のレントゲン写真では右上図黄矢印の部分が少し黒く抜けているのを確認.さらに膝を少し曲げた角度でレントゲンを追加撮影すると下図のように軟骨の下にある軟骨下骨という部分が分離しているのがわかります.膝離断性骨軟骨炎

後日撮影したMRI(膝離断性骨軟骨炎のページ参照)ではさらに病変部の広がりが確認できるので必須の検査ですが,経過は半年から1年を要するため,毎月MRI検査をする必要もなく,1月から2月毎のレントゲンで経過を追っています.

治療の間,体育の授業を含め過度の運動は禁止.Jリーガーを夢見るサッカー少年(まれにJリーガーにしようと思っているご両親もいる)には酷ですが,プロ選手になるためには体のケアをすることがプロへの道!と,とくとくと説明(説得)しています.

ちなみに先日引退したデビッド・ベッカム選手の生涯収入現時点205億円! 夢見るのも悪くないかもしれません.
脱線しますけど,スポーツマン長者番付ベスト3 わかりますか?

NHKの番組取材


先週末,稲毛整形外科でストレートネックの診察および対処法について,NHK名古屋放送局のテレビ取材があり,昨日放送されたようです.

夕方のローカル番組で,取材から3日で放映と,新聞,雑誌と比べ,スピード感が違います.

どんな内容になっているのか心配ですが,NHK名古屋放送局ホームページ ほっとライフ動画 のコーナーで見れるかもしれません.

当日来院されたストレートネックの患者様,急きょ取材にご協力いただきありがとうございました.

新型オープンMRI

MR 先週より、最新型のオープンMRI装置が稼働中で,本日よりフル稼働します.

以前より撮影時間が短くなり,患者さまの負担も少なくなっております.

MR検査は一人に15-25分ほどかかるため,予約が必要です.

MRI検査は医師が必要と認めた方に限られますので,患者様からは直接はご予約できません.かかりつけ医療機関からご予約いただくか,当院にて診察後,MRI検査の日時を予約していただきます.

先日トラックに乗せられて工場に帰って行った旧MRI装置 アイリス君は大量のレアメタル(ネオジム磁石)などを回収し,再利用されるとのことです.

 

オープン型MRI装置入れ替え

  開業当初より頑張っていた初代オープンMRI アイリス君.

 何の不具合もなく,きれいなMRI画像を提供してくれていたのですが,部品が少なくなり,保守整備ができなくなったとの理由で,急きょ新型のオープンMRIに入れ替えることになりました.(涙)

 

  オープンMRI装置は永久磁石を使用しているため,その重さは7トン以上.部屋の中に庭石を置いていたようなもので,搬出作業もおおがかりなものでした.

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 まずMRI室の壁を撤去します.MR室は磁気シールドという外の磁気を遮断する銅箔が部屋一面に貼られています.壁紙を張る前の状態は銅とはいえ,なかなかゴージャスで,このままがいいというDrもいるようで,その気持ち,わからなくもありません.

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  MR室の隣,処置室の外壁も一時的にはずされます.

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  MRI搬入搬出の経路となる処置室の床も耐荷重10トンの耐荷重で設計されています.中庭にはH型鋼の上に鉄板を並べて地面にめり込まないようにします.

 下画像はMRI搬出時の動画(6倍速).プロの仕事ぶりが見事です.

  次世代も最新型オープン型MRI アイリス君で,あさって搬入作業が終わり,3月末には稼働予定です.