卓球肘(滑膜ひだ障害)

福原愛選手の右肘に関する病気は「滑膜ひだ障害 (右肘棚障害)」と診断されたことがあります。関節内の滑膜ひだが炎症を起こして肥大し、痛みや違和感を感じる状態です。これにより、滑膜ひだが関節内で挟まれ、症状を悪化させていました。

彼女は症状を改善するために手術を受け、炎症を起こしたひだを除去した後、リハビリに専念して回復したことが報告されています。その滑膜ひだ障害について説明します。

滑膜ひだ障害 (肘棚障害)

滑膜ひだ障害(肘棚障害)は、肘の関節内にある滑膜ひだが炎症を起こして肥大化し、関節内で挟み込まれることで痛みや違和感を引き起こす状態です。

主な特徴

  • 原因: 肘の滑膜ひだが繰り返し摩擦や負荷を受けることで、炎症が生じます。
  • 症状: 関節の動作時に痛みや引っかかり感を伴い、肘を伸ばす際に違和感が出る場合があります。
  • 診断方法: MRI検査や関節内視鏡で滑膜ひだの状態を確認するのが一般的です。
  • 治療法: 保存療法(休養、ストレッチ、薬物治療など)や、必要に応じて鏡視下での滑膜ひだ切除手術が選択されます。

適切な治療とケアによって症状が改善するケースが多いので、専門医に相談することをおすすめします。

滑膜ひだは関節であればどの関節にも存在します。一番有名なのは膝関節の棚障害。意外に説明されてない足関節の滑膜ひだ障害について次回説明します。