腰椎椎間板ヘルニアのなかでも,脱出型ヘルニアは半年から1年で吸収されます.
ヘルニアが消えるかどうかは腰椎のMRI検査である程度判断できます.
腰椎椎間板ヘルニアのMRI
発症時 1年後
左図は1年前,腰椎椎間板ヘルニア発症時の腰椎MRI画像です.
1ヶ月間激痛が続きましたが,一旦症状は軽快.8ヶ月して再度,軽い腰痛が再発しました.
2ヶ月ほどリハビリを行ってみましたが,軽快しないため,MRIを再度とってみました.
初診時に見られた,大きなヘルニア(黄矢印)は見事に吸収されていました.
椎間板の色が上位腰椎に比べ,黒くなっているのは,水分が抜けて,弾力がなくなっている状態で,ある程度ダメージを受けると自然回復はしませんが,ストレッチやインナーマッスルを鍛え,負担をかけないようにすれば,腰痛は防げます.
1年前の悪夢のような腰痛は出ないはずです.(すべての椎間板ヘルニアが消えるわけではありません.)