ランニングシューズの選び方|稲毛整形外科

本日5/30付読売新聞夕刊に掲載されました。

ランニングシューズの選び方について

ランニングシューズは、ランニングのパフォーマンスや快適さ、怪我の予防に大きく影響する重要なアイテムです。しかし、ランニングシューズの種類や特徴は多岐にわたり、自分に合ったものを選ぶのは簡単ではありません。そこで、ランニングシューズの選び方について、以下のポイントをご紹介します。

  1. ランニングシューズの種類を知る
    ランニングシューズには、主に以下の3種類があります。
  • ニュートラルタイプ:足の動きに干渉しないシューズで、足首の安定性が高く、自然な走りができます。足型や走り方に関係なく使える汎用性の高いタイプです。
  • スタビリティタイプ:足首が内側に倒れ込む(内反)傾向がある人に向けたシューズで、足首をサポートする構造があります。内反を抑制して正しい姿勢を保つことができます。
  • モーションコントロールタイプ:足首が内側に倒れ込む(内反)傾向が強い人に向けたシューズで、足首を強く固定する構造があります。内反を防止して安定した走りを実現できます。
  1. 足型や走り方をチェックする
    ランニングシューズの種類を知ったら、自分の足型や走り方をチェックしましょう。足型は、水に濡らした足で紙に足跡をつけてみるとわかりやすいです。足跡の中央部分が広い場合は扁平足、狭い場合は高弓足と言われます。扁平足の人は内反しやすく、高弓足の人は外反しやすい傾向があります。走り方は、ビデオカメラなどで自分の走る姿を撮影してみるとわかりやすいです。走っているときに足首が内側に倒れ込むかどうかを確認しましょう。内反する人はスタビリティタイプやモーションコントロールタイプのシューズがおすすめです。
  2. サイズやフィット感を確認する
    ランニングシューズの種類と自分の足型や走り方に合わせて候補を絞ったら、実際に試着してサイズやフィット感を確認しましょう。ランニングシューズのサイズは、普段履く靴よりも0.5~1cm程度大きめに選ぶことが一般的です。ランニング中に足が膨らんだり、爪が当たったりすることを防ぐためです。また、フィット感は、かかとや甲、指先などが締め付けられないかどうかをチェックしましょう。