現在のフルマラソンの最速記録は非公式記録ながら、リオ五輪の男子マラソン金メダリストエリウド・キプチョゲ選手がナイキのプロジェクトとして行われた条件の整えられた非公認レース「Breaking2」で出した2時間0分25秒。
”42.195kmを2時間以内に完走する”という限りなく不可能に近いとされるミッションに、限りなく近づいた。ナイキのプロジェクトというところからわかると思いますが、その大きな立役者がランニングシューズ。その系列の最新シューズが
先週行われた大迫選手ら「シカゴマラソン」の上位5人全員が、ズーム ヴェイパーフライ 4% フライニットをはいていた。現在入手困難で、定価26000の倍以上で転売されている。そんな早く走れるならと高くても買いに走る40代50代のランナーも多いと思います(笑)
厚底4cmで足底の疲労感をやわらげ、カーボン入りのソールが推進力を生みだし、つま先が跳ね上がったウエッジ状の形状が体重移動をスムースにし、ランニング効率が平均「4%」あがるらしい。
走り方は以前から私も推奨してきたフォアフット走法、せめてフラット着地にしないと、こういう靴の性能は引き出せないと思います。フォアフットで走るためには腓腹筋ではなく,後脛骨筋を鍛えてください。後脛骨筋が弱いのに,足首で地面を蹴っていると腓腹筋が頑張ろうとしてふくらはぎの肉離れやアキレス腱炎,ひいてはアキレス腱断裂を起こしますので要注意!
PS高校生がよく起こすシンスプリント,脛骨疲労骨折,外脛骨障害のほか足底筋膜炎や外反母趾,偏平足すべて後脛骨筋が絡んでいます .ではまた!