膝蓋骨脱臼

膝蓋骨脱臼

膝蓋骨(お皿)が外側に脱臼すると(はずれると)、踏ん張れなくなり、スポーツ時の障害になります。外傷以外でも起こり、治療が必要です。膝蓋骨が完全にずれる膝蓋骨脱臼とずれかかる膝蓋骨亜脱臼があります。

膝蓋骨脱臼の原因と病態

膝蓋骨脱臼、亜脱臼は、女子中学生のジャンプ系競技の選手に多く見られます。自然に整復しやすく、脱臼したことに気付かないケースがあり、それがかえって何回も脱臼する、習慣性脱臼(反復性膝蓋骨脱臼)や不安定膝の原因になります。
膝蓋軟骨軟化症と同じく、生まれつき膝蓋骨の形の悪い人や膝蓋腱の長い人、膝蓋骨が内側を向いている人(にらめっこ膝)がなりやすい素因を持っているといえます。
また、全身の関節が柔らかい人(関節弛緩性)が反復性脱臼に移行しやすいといえます。

膝蓋骨脱臼の診断と治療

レントゲンや関節鏡の検査をすると、膝蓋骨が外側へずれているので、すぐに膝蓋骨脱臼・亜脱臼と分かります。膝蓋骨の内側に剥離骨片を認める場合もあります。
治療は大腿四頭筋のストレッチと筋力強化運動に加え、テーピングや再発予防専用のサポーターの着用を心掛ける必要があります。
テーピングや再発予防専用のサポーターの着用を心掛ける必要がある。 外傷以外でも起こり、治療が必要です。階段を降りるときも怖さがあると手術の対象になります。
英文ですが千葉大学整形外科での手術成績(中川,2002)の報告です。