筋力トレーニング 稲毛整形外科 千葉市スポーツ整形外科

筋力トレーニング

スポーツリハビリテーション―最新の理論と実践  守屋 秀繁 (翻訳) 基礎医学 靭帯 の項目を院長南出正順が担当

 スポーツ競技では,あらゆる動作で最大パワー(最大筋力×最大スピード)が要求されます. 最大筋力を上げるには筋量(筋線維の数)を増やせば簡単ですが,柔道,ボクシング,レスリングなど,スピードとスタミナに加え,体重別競技で減量が要求される格闘技系競技では筋肉量の増大はマイナスとなります.
 マラソン競技など,持久系の競技でも基礎代謝量(生きているだけで消費されるエネルギー)が高いと,不利になり,筋肉の量だけではなく,質を高めるトレーニングが必要になってきます.
 以前,柔道女子で世界的に活躍されている選手を診察する機会がありました.その筋肉は美しく,柔らかく,張りのある,サラブレッドを見ているような感動を覚えました.これだけは天性のものかもしれませんが,それを世界レベルに昇華させる努力も見逃せません.
 これからのトレーニングでは,各々のスポーツ競技に最適化された筋力と筋肉の質が求められています.

筋力トレーニングの方法

 効果的な筋力トレーニングのためには,ジョギングなどで体温を上げた後,ストレッチングで筋に軽い刺激を与え,筋や関節の可動範囲を広げておき,ケガを防止することが必要です.クールダウンはストレッチングやジョグでこわばった筋肉をほぐしながら心拍数を戻していきます。運動後は栄養補給と十分な睡眠が必要です.

アイソメトリックトレーニング

 筋の長さを変えない等尺性収縮を利用いた筋力トレーニング.関節,骨の負担が少ないので,スポーツ障害後や手術後のリハビリも,まずこのトレーニングから行っていきます.

パワートレーニング

 筋力強化,筋肥大を目的としたトレーニング方法です.下記参照.

超回復

 筋肉は一定以上のダメージを受けると筋繊維に微細な損傷が生じ,2-5日で修復され,破壊される前のレベルより一時的に筋線維の量が増えることがわかっています.(数日筋トレをがんばっても痛いだけで継続しなければ意味がありません.)これを利用して,筋肉を痛めつけ,その後のプロテイン補給と休息で,筋量の増大,筋力アップを図ることができます.