謹賀新年|千葉マリン&東京マラソン直前の膝痛

脛骨疲労骨折
あけましておめでとうございます.本年も稲毛整形外科および診療日記をよろしくお願いいたします.

毎年恒例の千葉マリンマラソンが来週1月18日の日曜日に行われますが,大会に合わせて調整してきたランナーが膝痛を訴えて来院されるのもまた毎年恒例(?)となっています.

4回目の応募にして東京マラソンに初当選.スピード練習を行った直後より膝の内側が痛み,走れなくなったとのことで来院されました.千葉マリンもエントリーしており,走れるのかどうか,MRI検査を希望され,膝のMRIをとってみました.

靭帯や半月板,軟骨に特に異常所見はなく,しいて言えば膝内側半月板の下の脛骨が,ちょっと黒いかな?という程度でしたが,その部位を押してみると飛び上るほど痛がるので,骨の中がむくんでいる状態で,わかりやすく言えば疲労骨折直前と判断しました.MR画像があると医者の勘だけではなく,患者さんと画像を説明しながら根拠に基づいた説明(ドクターストップ)ができるので助かります.

千葉マリンを無理やり走れば確実に膝痛は悪化すると思います.東京マラソンまではまだ1か月あるので,千葉マリンはあきらめて,東京に合わせて調整すれば走れそうかな?サブ4頑張ってください!

 

ランニングトラブル解決BOOK

ランニングトラブル解決BOOK
ソチオリンピック,東京マラソンと2月のスポーツイベントがおわりましたがいかがお過ごしでしょうか.

東京マラソンの人気が上がるにつれ,周囲で当選された方も少なかったように見られます.

好評のランナーのための痛み解消クリニック を再編加筆した”ランニングトラブル解決BOOK”が明日発売されます.
よろしければご覧ください.

WBI指数|ランニング時の股関節痛

Running Style (ランニング・スタイル) 2013年 10月号 [雑誌]

 雑誌企画で12月のホノルルマラソンにむけて,フルマラソンに初挑戦する,ランニングスタイルホノルル部員の一人が股関節痛のため当院でメディカルチェックを行いました. Running Style (ランニング・スタイル) 2013年 10月号にその詳細が紹介されています.

 外傷歴などがないのに,股関節が痛くなりランニングを続けられない場合,多くは筋力不足が一因となっています. 

 この部員の場合もレントゲンやMRI検査では異常は認められず,大腿四頭筋の筋力をコンビットという下肢筋力測定専用機器で測ってみると筋力不足が明らかとなりました.

 どの程度の運動が可能か判断する指標として,この大腿四頭筋筋力を体重で割ったWBI指数 (千葉県勝浦市の国際武道大 黄川先生が考案)というものを用いていますが,この方の場合はランニングに必要な0.7を下回り,ジョギングが許可できる程度の筋力しかありませんでした.

 WBI指数をみるには専用の機械が必要ですが,簡易的な判断方法として片足で何cmの台から立ち上がれるか見る方法もあります.

高さ40cmの台に座り,両手を組んだまま反動をつけずに片足で立ちあがれれば,ジョギングが可能なWBI 0.6相当.

30cmの台から立ち上がれればランニング許可.WBI=0.7

20cmの台から立ち上がれればジャンプ.WBI=0.9

10cmの台から片足で立ち上がれれば競技復帰.WBI=1.0

 主に下肢の手術後の運動許可の目安として使っていますが,けがの予防のためにもどの程度の筋力があるのか,知っておく必要があります.

 さらに政府がメタボの次に広めようとしているロコモティブシンドロームにも立ち上がりテストが有用です.お年寄りの方は20cmの台から両足で手を使わずに反動をつけずに立ち上がれなければ通常歩行が困難となる黄色信号といえます.

 皆さんも立ち上がりテストtryしてみてください.

 

大腿筋膜張筋|ランニング中の腿の付け根の痛み

千葉マリンマラソン2013

毎年恒例の千葉マリンマラソンが本日開催されました.

途中まではよかったのですが,途中から太ももの付け根,外側が痛み始めました.

太ももの外側,大転子というでっぱりの下側には大腿筋膜張筋という筋膜に緊張を与えるための筋肉があり,片足で立つときはももの外側の筋膜が張ることでバランスをとるのですが,中殿筋や大腿四頭筋が弱いと,大腿筋膜張筋に負荷がかかり,痛みます.

私の場合は筋力うんぬんよりも,走り込み不足だと思います.