O脚矯正のトリック|骨盤矯正

O脚は病気とまではいえませんが,変形性膝関節症や半月板損傷等の膝痛,偏平足,外反母趾などの足の変形や痛みの原因となります.
 O脚の原因には大きく分けて2つ.膝関節が内側に曲がりすぎている場合と膝以外,特に骨盤,股関節に問題があるケースに分けられます.
 整形外科で扱うO脚は前者で,内反膝といって,大腿骨と下腿骨の骨軸が180°以上のものをいいます. 
 テレビや雑誌で紹介されるO脚矯正は後者で,膝やスネの骨の彎曲を治している訳ではありません.

広がった骨盤をボキッと折りたたみ,
股関節の後ろの関節包や外旋筋をバキッと伸ばして, 
完成です. O脚矯正はトリックではなく,股関節や骨盤の緊張をとり,脚のねじれを修正する事で見かけ上のO脚は矯正できます.(あぐらで,O型に開いていた脚を,膝を立てて脚を閉じる動きと同じ.) 
 普段の姿勢や生活習慣が悪いと,元に戻るので,日ごろのストレッチが重要です.
 O脚矯正で正面からの見た目は変わりますが,内反した膝やスネの骨の角度が変わるわけではありません.
伸びきった靭帯や関節包は元に戻らないばかりか,骨折をおこすこともあるので,決して真似しないでください.