メタボ対策注意点

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近年のランニング人口の急増は東京マラソンの申込者数が前年を68%も上回っていることからも明らかです.

東京マラソン2009が今年も2009.3.22に開催されますが,

○申込者数合計 261,981人 (対前回大会比 68%増)

○当選者数合計  35,000人 (当選倍率  7.5 倍)

とのこと.定員が2割弱増えたからといって,当選しやすくなったと思って応募するランナーが,2割も増えるとは考えられません.ランニング人口の増加数を反映している数字だと思います.

メタボ対策として,有酸素運動の中でもランニングは水泳についで非常に有効な手段であるといえます.時速10km,1kmを6分のペースで30分走ると,ご飯茶碗2杯分のカロリーを消費します.朝夕のご飯を抜いて絶食ダイエットするのと違うところは,必要なビタミンやミネラルを摂りながら,空腹感と戦わずして,健康的なダイエットができる.心肺機能も上がる.と,いいことづくめのようですが,整形外科的には注意点があります.

オーバーウェイトの場合,フォームの悪さからくる,ランナー膝,ジャンパー膝になる前に,膝の軟骨や軟骨を支える骨が悲鳴をあげてしまいます.

肥満度は,BMI(体重(kg)/身長(m)2)で計算しますが,大まかに,身長cm―体重kgが,100以下でイエローゾーン,90を切っていればレッドゾーンと考えられます.

イエローゾーンの方のメタボ予防にはジョギングを,レッドゾーンのメタボ対策には水泳(浮きやすいので楽(^o^♪)や自転車をお勧めします!

BMI計算機

身長と体重を入力するだけで,BMIと理想体重が表示されるコーナーを作ってみました.

気になる方は→メタボチェック!

NEWTON 足が速くなるランニングシューズ

着地時のエネルギーをスピードに還元する画期的な構造を持つランニングシューズとしてテレビでも紹介さていれました.NEWTONランニングシューズは『フォアフットストライク走法』で走って、初めてその機能を発揮するとのこと.

ランニングで膝や腰を痛めやすい方は,フォアフットストライクで走ることにより,衝撃を吸収できる可能性があり,トライしてもいいかもしれません.

ただし,フォアフットストライク走法はハムストリングと下腿三頭筋の筋力が必要なので,誰でも早く走れるわけではありません.典型的なフォアフットストライカー,北京五輪5000m女子代表の小林祐梨子選手のアキレス腱は黒人選手のように長く切れ上がっており,ハムストリングも力こぶのように隆々ともりあがっており,これぞスプリンターという足をしています.

犬猫はもとより,馬,鳥など,人間以外はすべてフォアフットストライクどころか,つま先だけで走っているのです.膝に見える後ろに曲がっている部分が踵(足首)なんです.皆さん知ってましたか?